《21》dj sniff / Turntable Solos
DISCREPANT (PRT)
即興音楽キュレーター/ターンテーブリストのdj sniffが2024年後半に行ったライブ録音から構成したアルバム!Max/MSPで独自に構築したソフトウェアサンプラーを駆使した、進化型ターンテーブルサウンドアート!
《22》EL MICHELS AFFAIR / 24 HR SPORTS
BIG CROWN (US) / BARRIO GOLD / MUSIC CAMP (JP)
BIG CROWN RECORDSのボスでもあるリオン・マイケルズを中心としたプロジェクトの、ヒップホップ~R&Bを強く根底に感じさせる音作りと、坂本慎太郎/ノラ・ジョーンズ/ローランド・カーク等をフィーチャーした大作アルバム!
《23》Nocturnal Emissions / Nigel Ayers / Reports of Debris
All Horned Animals (JP)
Throbbing Gristle、SPK、Cabaret Voltaireと並んで、最初期かつ最も妥協のないインダストリアル/ノイズグループのひとつとして知られているNocturnal Emissions/Nigel Ayersの40年以上に渡る創造的旅路の全体像を捉えたコンピレーションアルバム!
《24》V.A. / CHILL PILL VOLUME VII
PUBLIC POSSESSION (GER) / ritmo calentito (JP)
現在進行形のチルアウトサウンドを集めたコンピシリーズ「CHILL PILL」の第7弾!イビサのチルアウトなムードをベッドルームやヘッドフォンで手軽に疑似体験できる一枚!
《25》takako minekawa / traces of the ceiling
tone poem (US)
ロサンゼルスの自宅で録音された嶺川貴子の日記のようなポップ・アンビエント的ソロ音源に、松井一平による5面展開ジャケットのアートワークやリソグラフ印刷のインサート等を合わせたコラボレーション作品。
《26》酩酊麻痺 / すみか
吐く月 (JP)
ヒとマリンの女性二人組バンド、酩酊麻痺が「常にあるこの絶望をどうしたらいい?」という問いの中をずっと彷徨いながら制作したという5thアルバム!
《27》AKBK / AKBKの十戒 -JIKKAI-
-
グラインドコアバンド、AKBKの14年ぶりの2ndアルバム!ノーコンセプトで作られた10曲が文学的アプローチの歌詞で串刺された脱構築グラインドコア。
《28》Yximalloo / 4
桜れコーず (JP)
異能のミュージシャン/パフォーマー、イシマルーの80年代音源を編集したアナログLP盤の第4弾!!! A面に収録されている8分弱のガムランサンプリング音源が強烈です!
《29》ARTHUR RUSSELL / OPEN VOCAL PHRASES WHERE SONGS COME IN AND OUT
ROUGH TRADE (UK) / Beat (JP)
70~80年代のNYアンダーグラウンドシーンで数々の伝説を残したアーサー・ラッセルの最高傑作「World Of Echo」の基盤となった未発表音源を含む、2つのライブパフォーマンス音源!
《30》Den-Suke & 37A / BUKATU in Winter
-
不定形集団・BUKATU(部活)の参加メンバーDen-Suke & 37Aによる大阪の全興寺にての録音と、天王寺の散策まで録音されたフィールドレコーディング感が楽しい作品!!!

昨年2024年の開店30周年を乗り越え、今年2025年も数多くのリリース作品との出会いや、地方への出張を含むDJイベント出演や、店主個人のアート作品展開催や、古くからの友人達やお世話になった方々との別れ(ENITOKWA長谷川君、KURARA AUDIO ARTS野界君、そしてマジカル・パワー・マコさん、どうか安らかに…)や、なんやかんやといろいろあり、あっという間に師走に入りましたが、ここにきてロスアプソン店内では配管トラブルが発生してしまい、数日間の店舗営業休止を余儀なくされましたが、復旧に向けての工事も終わり、無事に営業を再開することが出来て、あらためて身が引き締まる思いでございます。
店頭では、来店するお客様の全体の7割ぐらいが海外からいらっしゃる方々となり、かなり無国籍感を味わった一年でもありました。
それでは、2025年のロスアプソン年間チャート上位10選を紹介して参りましょう!
《1》「The Dream My Bones Dream」以来となる歌入りアルバムには、文句無しのクオリティーを感じました。日本語音楽の新たな地平を切り開きながら、日本語で歌っているのに日本語音楽からの飛翔も平気でこなしている、言葉の意味/理解を超えたワールドクオリティーミュージックだと思います!
《2》毎回違うスタイルのライブも見逃せない、フラクタルな動きをするインナーガーデン・イメージを清涼感バイブスで構成する、NAT000による有機的なエレクトロニック・アンビエント!2025年の店内にてヘヴィープレイでした。
《3》スイス/ジュネーヴのMEG-AIMPからリリースされた、中央アフリカのグバヤ族による涼しげなアフリカンミニマリズムを記録した本作は、振り返ると2025年の夏の間には店内でよくかかっていましたね。
《4》2025年にビックリしたといえば、この角谷美知夫のデモ音源ではないでしょうか。中島らも氏のエッセイや小説等で読んでいた「あるならば聴きたいなぁ~」と長年夢想していた音源が遂に発掘解禁!(2026年にはアナログLP化も予定!)
《5》1983年から活動を始めたバンド、宇宙エンジンによる25年ぶりの2ndアルバムは、大の音楽リスナーでもあるインキャパシタンツ小堺さん自身のノイズ以外の部分、サイケ~フォーク~ロックそして歌の世界を纏め上げた力作!
《6》当初はアナログ盤でリリースされるハズだったのが、プレス発注先である海外の業者の倒産により製造されず、後にCDであらためてリリースされたというストーリーを持つ、電撃スラッシュコラージュ傑作!
《7》永田一直が主宰するTRANSONICから1999年にリリースされ、当店でも大ベストセラーを記録した日の丸ジャケット&タイトル無しの名物アシッドハウス企画コンピの続編が26年ぶりに登場!ブヨブヨに完全フリークアウトしています!
《8》2025年は音源のリリースにライブにと、いろいろ活躍したMERMAIDがニュールーツに挑んだダブトラックアルバム!クラシックのメロディーや民謡、カットアップされたワードの上モノがユニークで楽しく、各所で評判になりましたね。
《9》70年代後半~80年代半ばのアーバン・メローな楽曲をコンパイルした「Too Slow to Disco」シリーズのコンセプトを、現行アーティストが再現するワールドメローポップコレクションの気持ち良さには、抗えないモノがありました。
《10》2025年は2作もトップ10入りしたTRANSONICからリリースされた、国内トラックメイカー達によるアンビエントから音響、ストレンジな楽曲で構成された、このコンピレーションの内容の面白さは、もっと海外の人達にも伝えたい!
※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやヘア・スタイリスティックスやインキャパシタンツや工藤冬里等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2025.12.28.]

2025年12月30日(火)に、幡ヶ谷FORESTLIMITにて「2025年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」を開催いたします!今回のベストに選んだ作品をFORESTLIMITのサウンドシステムで大音量でプレイしながら、ゲスト等も交えて解説トーク!今回もDJタイム有り!当店の今年の仕事納め&忘年会も兼ねておりますので、ぜひとも会場までお越し下さい!!!













