《11》WouutPut / VouutPut Lo-Field Rec
deverb (JP)
ダムダムTVによる新たな変名、WouutPut(ワウトプット)登場!!! 子供達が遊んでいる公園でのフィールドレコーディングを主に素材にしているという、ストレンジにけたたましいユニークな内容!
《12》TORSO / FACES
OZATO RECORD (JP)
KENJIとORIEの夫婦からなるユニットTORSOが自身でレコーディングを行い、DUBエンジニア内田直之がミックスを担当して、温かく硬質なサウンドスケープを作り出した2ndアルバム!ジャケットは中原昌也によるもの。
《13》MATAR / Archaeoacoustics
SLEEPERS (JP)
Archaeoacoustics(考古音響学)を基盤に、ストーンヘンジにおけるバイノーラル・ビート周波数や、ボドミン・ムーア/ミニオンズのハーラー遺跡でのフィールドレコーディングを用いて制作された、没入型オーディオ・ビジュアル作品。
《14》HATTORI Jun / Cha No Mori
宇治香園 (JP)
京都の老舗茶問屋、宇治香園の“Tealightsound”シリーズからリリースされた、京都の森の中の茶園でのフィールドレコーディングを中心に、様々な音色が木霊する、神秘的なアンビエント作品。
《15》Celebrity NIP Bastard / GOD OF HARD-CORE POP F**k
L.S.D L.T.D (JP)
脳BRAINの新たな変名作品!!! 突っ走っているようで止まっている?ポゴダンス・エラーDDMのお洒落アイテム!People Like UsやJohn Oswaldの“Plunderphonic”作品をオマージュしているようです。
《16》Takao / The End of the Brim
EM RECORDS (JP)
eminemsaikoをスーパーバイザーに起用し、堀池ゆめぁ/クリステル・ベレ/藤本敦夫(Colored Music)等をヴォーカリストに迎え、普遍的な聴きやすさを理想に掲げ、タイムレスな作品へと昇華させ、ポップミュージックの可能世界を示す、Takaoの通算3作目のアルバム!
《17》Viz Michael Kremietz / AMBIENT KOAN
SLEEPERS (JP)
ドイツの実験音楽家で尺八奏者のViz Michael Kremietzと、FAUST/TROUM/Limpe Fuchs等、ジャーマンエクスペリメンタルの伝説的アーティストがコラボした、“言語以前・象徴以前の起源を持つ未知の次元”へと誘う音響による瞑想アルバム!
《18》ダブ平&ニューシャネル+JUKE/19 / DUB-HEI & NEW CHANELL+JUKE/19 Live rec. at TAD 2023.9.18
円盤 (JP)
2022年から始まった「大竹伸朗展」巡回先の富山県美術館で行われたダブ平&ニューシャネルの演奏を収めた2枚組CD!!! JUKE/19時代の盟友・遠山俊明による自作の改造楽器群も演奏に乱入し、JUKE/19から始まる大竹音楽の歴史が一気に凝縮されたような強烈な作品。
《19》αAREA / αAREA LIVE & ???
Unconscious When (JP)
Soujirou a.k.a. DJ DISCHARGEによるギタードローンプロジェクトαAREAの2022年と2024年のライブと、自らフィールド・レコーディングした三つの水の音で構成された、小杉武久「CATCH-WAVE(キャッチ・ウェイブ)」の現代版的様相も想起させる、サウンド・フィッシング的内容!
《20》ju sei / 申
Basic Function (JP)
田中淳一郎とseiによる実験音響系“歌もの”デュオ、ju seiが2025年にリリースした久々のフルアルバム。日本語詞による言葉遊びや声のテクスチャーを用いた実験性を軸に展開される、形容しがたいビザールなポップミュージック。

昨年2024年の開店30周年を乗り越え、今年2025年も数多くのリリース作品との出会いや、地方への出張を含むDJイベント出演や、店主個人のアート作品展開催や、古くからの友人達やお世話になった方々との別れ(ENITOKWA長谷川君、KURARA AUDIO ARTS野界君、そしてマジカル・パワー・マコさん、どうか安らかに…)や、なんやかんやといろいろあり、あっという間に師走に入りましたが、ここにきてロスアプソン店内では配管トラブルが発生してしまい、数日間の店舗営業休止を余儀なくされましたが、復旧に向けての工事も終わり、無事に営業を再開することが出来て、あらためて身が引き締まる思いでございます。
店頭では、来店するお客様の全体の7割ぐらいが海外からいらっしゃる方々となり、かなり無国籍感を味わった一年でもありました。
それでは、2025年のロスアプソン年間チャート上位10選を紹介して参りましょう!
《1》「The Dream My Bones Dream」以来となる歌入りアルバムには、文句無しのクオリティーを感じました。日本語音楽の新たな地平を切り開きながら、日本語で歌っているのに日本語音楽からの飛翔も平気でこなしている、言葉の意味/理解を超えたワールドクオリティーミュージックだと思います!
《2》毎回違うスタイルのライブも見逃せない、フラクタルな動きをするインナーガーデン・イメージを清涼感バイブスで構成する、NAT000による有機的なエレクトロニック・アンビエント!2025年の店内にてヘヴィープレイでした。
《3》スイス/ジュネーヴのMEG-AIMPからリリースされた、中央アフリカのグバヤ族による涼しげなアフリカンミニマリズムを記録した本作は、振り返ると2025年の夏の間には店内でよくかかっていましたね。
《4》2025年にビックリしたといえば、この角谷美知夫のデモ音源ではないでしょうか。中島らも氏のエッセイや小説等で読んでいた「あるならば聴きたいなぁ~」と長年夢想していた音源が遂に発掘解禁!(2026年にはアナログLP化も予定!)
《5》1983年から活動を始めたバンド、宇宙エンジンによる25年ぶりの2ndアルバムは、大の音楽リスナーでもあるインキャパシタンツ小堺さん自身のノイズ以外の部分、サイケ~フォーク~ロックそして歌の世界を纏め上げた力作!
《6》当初はアナログ盤でリリースされるハズだったのが、プレス発注先である海外の業者の倒産により製造されず、後にCDであらためてリリースされたというストーリーを持つ、電撃スラッシュコラージュ傑作!
《7》永田一直が主宰するTRANSONICから1999年にリリースされ、当店でも大ベストセラーを記録した日の丸ジャケット&タイトル無しの名物アシッドハウス企画コンピの続編が26年ぶりに登場!ブヨブヨに完全フリークアウトしています!
《8》2025年は音源のリリースにライブにと、いろいろ活躍したMERMAIDがニュールーツに挑んだダブトラックアルバム!クラシックのメロディーや民謡、カットアップされたワードの上モノがユニークで楽しく、各所で評判になりましたね。
《9》70年代後半~80年代半ばのアーバン・メローな楽曲をコンパイルした「Too Slow to Disco」シリーズのコンセプトを、現行アーティストが再現するワールドメローポップコレクションの気持ち良さには、抗えないモノがありました。
《10》2025年は2作もトップ10入りしたTRANSONICからリリースされた、国内トラックメイカー達によるアンビエントから音響、ストレンジな楽曲で構成された、このコンピレーションの内容の面白さは、もっと海外の人達にも伝えたい!
※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやヘア・スタイリスティックスやインキャパシタンツや工藤冬里等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2025.12.28.]

2025年12月30日(火)に、幡ヶ谷FORESTLIMITにて「2025年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」を開催いたします!今回のベストに選んだ作品をFORESTLIMITのサウンドシステムで大音量でプレイしながら、ゲスト等も交えて解説トーク!今回もDJタイム有り!当店の今年の仕事納め&忘年会も兼ねておりますので、ぜひとも会場までお越し下さい!!!













