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《31》IVAN CONTI / POISON FRUIT

FAR OUT RECORDINGS (UK)

AZYMUTHのドラマーIVAN CONTIが22年ぶりに制作した2019年リリースのフレッシュ・バイブス・ソロアルバム!!!


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《32》EIKO ISHIBASHI / 百鬼夜行 Hyakki Yagyo

BLACK TRUFFLE (AUS)

電子音や様々な楽器が幽玄に過ぎ去る中、日本の古典メロディーが幽霊のように経ち現れるピリ怖ミュージックコンクレート!


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《33》V.A. / L'AGE D'OR DU JAZZ BELGE 1949-1962

FREMEAUX & ASSOCIES (FRA)

ベルギー・ジャズをこうやって纏めて聴いてみると、今の世情にもピッタリと寄り添う、クール且つ内面で燃えるようなホットさも湛えているオススメ・アイテムですね!


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《34》Motohiko Hamaseのリイシューアルバム3タイトル

WRWTFWW (CHE) / ritmo calentito (JP)

ジャズ・ベーシスト濱瀬元彦が80〜90年代にリリースしていたアルバムを、スイスのWRWTFWW Records(We Release Whatever The Fuck We Want Records)が復刻!


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《35》MEGA WAVE ORCHESTRA / MEGA WAVE ORCHESTRA

LIBREVILLE (FRA)

80年代スイス/ジュネーブ・シーンのセンスの良さをビビビっと感じてしまうオススメ作品!!!


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《36》OSAMU SATO / TRANSFORMED COLLECTION

DU bit. / DIW PRODUCTS GROUP (JP)

多彩な顔を持つOSAMU SATO(佐藤理)が手がけた『東脳』『中天』『LSD』等のゲーム作品のサントラ楽曲の新録音を含む新作。


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《37》ZAZOU BIKAYE / MR. MANAGER (EXPANDED EDITION)

Crammed Discs (BEL)

この内容で85年は早過ぎ…な程にハイブリッドなエスノ・ニューウェーブ。


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《38》Mark Fell & Will Guthrie / Infoldings

NAKID (JP)

goatの日野浩志郎 a.k.a. YPY主宰のコンテンポラリー/電子音楽をリリースしていく新レーベル「NAKID」の記念すべき第1作目!!! 「感覚の高い壁」をなんとか乗り越えようと試みるアクションに拍手!!!


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《39》Gianni Gebbia / Gianni Gebbia (2019年リイシュー盤)

UTOPIA (UK)

落ち着いたオーガニック・ミニマルなサウンドタペストリーで、何度でも聴きたくなります。


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《40》FRANKIE REYES / ORIGINALITOS

STONES THROW (US)

オーバーハイム・シンセ一台で制作したストーンド・ラテン・チルアウト・ラウンジ・サウンド!!!


 

 

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2020年は新型コロナウイルスの席巻により、世界的な共有感覚を自ずと持つことになりました。友人・知人や国内外のアーティスト達にも気軽に会えなくなり、STAY HOME状態が続き、自粛の気運も高まりましたが、食べて、寝て、散歩するだけでは満たされない心の隙間を埋めてくれる音楽の必要性を感じた方も多くいたのではないでしょうか。そんな渦中での、ロスアプソン年間ベスト50選です。

《1》洒落っ気たっぷりの完成されたアーバン・ブギー・ナンバーが目白押しの、URBAN VOLCANO SOUNDSによる1stアルバム!!! ゲストプレイヤー起用のハマったセンスも素晴らしかった! 既発7" EPの楽曲も別バージョンで収録されているので、ファンはその辺もチェックをお忘れなくぅ〜。

《2》2020年、最も印象的な時代に寄り添う楽曲を7" EPと配信で2作連続リリースした坂本慎太郎。微かな予言、希望、そして現実を研磨した言葉と、脱力しながらも筋の通った演奏で、さらりと届けられましたが、やはりそのセンス(?)に俄然魅了されました。染み入ります。

《3》箏曲家の沢井忠夫&沢井一恵、尺八奏者の山本邦山、ジャズ界から前田憲男、猪俣猛など手練れ演奏家を召集し異種混合交流を試みたアルバム。日本民謡をジャズ・ロック(?)で染め上げ、1973年にRCAからリリースされた世界注目の和モダン・サウンドが、なんと英〈MR BONGO〉から復刻。その事実に衝撃を受けました!

《4》期待していなかったのに(正直でスミマセン…)ズルズルとハマり込み、気がつけば毎日こればかり聴いていた。敏感センスを持つ脳BRAINに、ある日の納品時に「また聴いてますね、スイスの」と言われ、本当にしつこいほど聴き込んでいたので、なんだか少しハズカシくなった思い出が…(なんでだ)。スイスのシンセウェーブ〜エクスペリメンタル・ポップ〜DIYオルタナティヴ〜プレ・テクノ界隈の底力を思い知らされました。
※P.S.:35位に選出した“MEGA WAVE ORCHESTRA”は関連アイテムですので、こちらもチェックをお忘れなく!

《5》新鋭レーベル〈STRANGELOVE〉がなんだかビビビっと気になって、オーダーしてみたら面白くてビックリしたやつ! 80年代ポルトガルの実験音楽デュオ、DWARTの初期未発表/ライブ音源を編集したアナログLP。いろんなものがこんなに溢れている時代でも、ピュア・ニッチな匂いを嗅いだような気がしてワクワクしました!

《6》その洒脱なセンスに度肝を抜いた逸品。正道からタフに逸れる手腕に脱帽。粋の中にアヴァンギャルディズムが息づく、確認するべき独創芸の素晴らしさ! 特マストだと思います。

《7》石原洋の23年ぶりのソロアルバム。雑踏から立ち現れる電子音や空間エフェクトの数々と演奏の同居したミュータント・ミュージックコンクレートは、新たな聴取体験の提案であると言えます。

《8》40年ぶりに完全新作アルバムをリリースした、〈Crammed Discs〉創立者マルク・オランデル率いるアクサク・マブール。今までの歴史を全て注ぎ込み、ニッチ・ポップの金字塔を打ち立てた感のある、聴けば聴くほど胃もたれせずに発見のある、素晴らしく豊かな内容。

《9》2020年、ロスアプソンにて華麗に?旋風を巻き起こした脳BRAIN a.k.a. DJ ACID A MANNERによる、正気とは思えない高速コンデンスド・コラージュ作。45回転/ピンクのキッチュでドぎついカラー12インチでラヴ・エクストリームも最高潮!

《10》フランスのアヴァンギャルド・ジャズ・ユニットNO TONGUESによる2020年リリースの2nd。先住民族とのワークショップやフィールドレコーディングの素材を構築した、ハイブリッド・イマジネーション溢れるボーダーレス・エクスペリメンタルな内容に興奮します。

※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウインキャパシタンツヘア・スタイリスティックス虹釜太郎等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!

(LOS APSON?店主・山辺圭司)
[2020.12.21.]

2020年12月22日にFORESTLIMITにて開催した「2020年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間50選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」でも、今回の年間ベスト選出作品について解説しておりますので、是非ともご覧下さい!!!