LAFMS創設メンバーでもあるRick Pottsの“レプリカアート”作品展を開催します!
LAFMS(Los Angeles Free Music Society)の創設メンバーでもあり、現在もLe Forte FourAirway等で音楽活動をするアーティスト、Rick Potts(リック・ポッツ)のドローイングや油彩画等の作品の複製を中心とした“レプリカアート”作品の展示を当店にて開催いたします!

会期中は、CD-R作品「Greatest Hits」等の販売もありますので、Rick Potts本人の音楽と共にお楽しみいただけます。

今回の作品展のために尽力していただいた、日本におけるLAFMS研究の第一人者、T.坂口氏からのメッセージ文を読んで、興味を持たれましたら、ぜひともお越し下さい。

創造的複製
Rick Potts 展覧会


2023年12月24日(日)〜2024年2月6日(火)
at LOS APSON?
※定休日:水曜

Los Apson?でLos Angeles Free Music Society(LAFMS)のRick Pottsの作品展を開催いたします。

音楽に溢れた家に育ったRick Pottsは子供の頃から人を驚かせるいたずらのような音楽を演奏していました。彼はまだ15歳だった1973年から本格的に変異的な音楽を演奏し始めます。そして1976年、18歳の時に自由音楽協会LAFMSの創設者の一人となりました。当時、彼は奇妙な絵を描き始めています。

1977年、Rickはスケッチブックに奇妙な生き物を何体も描き始め、彼らを主人公にしたアニメ映画を制作しようとしていました。結局その映画は完成しませんでしたが、映画のために作ったサウンドトラックが残ります。そんなサウンドトラックの一部はコンパイルされ、2011年に日本のP.S.F. Recordsから“Krewton the Knewtron”というタイトルでCD化されました。

Rickは1977年以降も様々な技法を用いて絵画を描き続けます。初期の作品の多くはドローイングでしたが、2011年に来日したRickは大阪のFukugan Galleryに滞在し油彩画を制作しています。その後も彼が描き続けた油彩画は2017年にニューヨーク、2018年にロサンゼルスで展示されました。その後、水彩画も制作しています。

さて、彼は自分の作品をより多くの人に見てもらうためにレプリカを制作し始めました。この度Los Apson?でこのレプリカの展示・販売を行います。レプリカとはいえ、原画をディジタル化しデータを作ることは創作活動の継続であるとRickは考えました。例えば同じ絵からの3種のスキャンから構成したレプリカもあります。最終的な画像を作るために施される調整に作家の技量が反映されるということでしょう。添付画像は2016年の作品“Dusk Breaks”で、この作品がどのような展示物となるのか、ぜひ現地でご覧ください。ドローイング、油彩、水彩など様々な技法による11点の作品を展示いたします。
(坂口卓也/NEUREC)

Posted by ヤマベケイジ 15:26 | LOS APSON? | comments (x) | trackback (x)