《1》Eiko Ishibashi / Antigone
DRAG CITY (US)
2018年リリースの「The Dream My Bones Dream」以来となる、石橋英子の歌入りアルバム!言葉の意味からも解放されたような、ドリーミーでありながらも映像観念的な作品。
《2》NAT000 / 時間の標本 -time samples-
mykesrhiza (JP)
sonic名義でBUTTHEAD SUNGLASSやABRAHAM CROSSのメンバーとして活動したNAT000による、フラクタルな動きをするインナーガーデン・イメージを清涼感バイブスで構成する、有機的なエレクトロニック・アンビエント!!!
《3》CENTRAL AFRICA - Sanza Music in the Land of the Gbaya
MEG-AIMP (CHE) / ritmo calentito (JP)
1977年に中央アフリカにて現地録音した、グバヤ族によるアフリカン・カリンバ=サンザの涼しげなミニマリズムに、実生活の中での連想ワードが静かに連呼され、鎮静と陶酔がマリアージュする推薦盤!
《4》角谷美知夫 / '87 KAD 3:4:5:6
wine and dine (JP)
中島らも氏の遺品から新たに発見された、日本のアンダーグラウンドシーンで活動した伝説的なパンク/サイケデリックロックミュージシャンの角谷美知夫が録音していたデモテープ音源!2025年最大級の事件リリース!
《5》宇宙エンジン / 地磁気との散策…そして…監視は香る…
PATAPHYSIQUE (JP)
インキャパシタンツのコサカイフミオ、C.C.C.C.の長久保隆一、魔術の庭の諸橋茂樹の3人によるバンド、宇宙エンジンの25年ぶりの2ndアルバム!各人の活動におけるノイズ、即興、サイケデリアの奥底にある“歌”を徹底的に追求。
《6》脳BRAIN / 至上の愛
L.S.D L.T.D (JP)
当初はアナログ盤で2024年にリリースされるはずであった電撃スラッシュコラージュサウンド作!切り刻まれた音の断片が弾け飛び、現代的なザッピングビートをハイブリッドに構成!
《7》V.A. / NON TITLE
TRANSONIC (JP)
1999年にリリースされたTRANSONIC史上最も謎めいた、日の丸ジャケットにタイトル無しのアシッドハウスコンピレーションの続編が、26年の時を経て突如登場!癖が有り過ぎる11組によるフリークアウトしたトラックを収録!
《8》MERMAID / DUBMAID
Beer & Records (JP)
MERMAIDがニュールーツに挑んだダブトラックアルバム!クラシックのメロディーや民謡、カットアップされたワードの上モノがユニークで楽しいです!
《9》V.A. / THE SUNSET MANIFESTO VOLUME 2
How Do You Are? (GER) / ritmo calentito (JP)
「Too Slow to Disco」のコンセプトを、世界中から集結した良質なヴァイブスを作り出すクリエイター達が再現した、メロウでスムーズなソウルフルグルーヴ満載のコンピ第2弾!
《10》V.A. / TRANSONIC COMPACT DISC 03
TRANSONIC (JP)
新生TRANSONIC RECORDSのコンピ第3弾!アンビエント/環境音楽/音響/ストレンジで綴る、宇宙の果てと深層心理の最深部に迫るサウンドアルバム。

昨年2024年の開店30周年を乗り越え、今年2025年も数多くのリリース作品との出会いや、地方への出張を含むDJイベント出演や、店主個人のアート作品展開催や、古くからの友人達やお世話になった方々との別れ(ENITOKWA長谷川君、KURARA AUDIO ARTS野界君、そしてマジカル・パワー・マコさん、どうか安らかに…)や、なんやかんやといろいろあり、あっという間に師走に入りましたが、ここにきてロスアプソン店内では配管トラブルが発生してしまい、数日間の店舗営業休止を余儀なくされましたが、復旧に向けての工事も終わり、無事に営業を再開することが出来て、あらためて身が引き締まる思いでございます。
店頭では、来店するお客様の全体の7割ぐらいが海外からいらっしゃる方々となり、かなり無国籍感を味わった一年でもありました。
それでは、2025年のロスアプソン年間チャート上位10選を紹介して参りましょう!
《1》「The Dream My Bones Dream」以来となる歌入りアルバムには、文句無しのクオリティーを感じました。日本語音楽の新たな地平を切り開きながら、日本語で歌っているのに日本語音楽からの飛翔も平気でこなしている、言葉の意味/理解を超えたワールドクオリティーミュージックだと思います!
《2》毎回違うスタイルのライブも見逃せない、フラクタルな動きをするインナーガーデン・イメージを清涼感バイブスで構成する、NAT000による有機的なエレクトロニック・アンビエント!2025年の店内にてヘヴィープレイでした。
《3》スイス/ジュネーヴのMEG-AIMPからリリースされた、中央アフリカのグバヤ族による涼しげなアフリカンミニマリズムを記録した本作は、振り返ると2025年の夏の間には店内でよくかかっていましたね。
《4》2025年にビックリしたといえば、この角谷美知夫のデモ音源ではないでしょうか。中島らも氏のエッセイや小説等で読んでいた「あるならば聴きたいなぁ~」と長年夢想していた音源が遂に発掘解禁!(2026年にはアナログLP化も予定!)
《5》1983年から活動を始めたバンド、宇宙エンジンによる25年ぶりの2ndアルバムは、大の音楽リスナーでもあるインキャパシタンツ小堺さん自身のノイズ以外の部分、サイケ~フォーク~ロックそして歌の世界を纏め上げた力作!
《6》当初はアナログ盤でリリースされるハズだったのが、プレス発注先である海外の業者の倒産により製造されず、後にCDであらためてリリースされたというストーリーを持つ、電撃スラッシュコラージュ傑作!
《7》永田一直が主宰するTRANSONICから1999年にリリースされ、当店でも大ベストセラーを記録した日の丸ジャケット&タイトル無しの名物アシッドハウス企画コンピの続編が26年ぶりに登場!ブヨブヨに完全フリークアウトしています!
《8》2025年は音源のリリースにライブにと、いろいろ活躍したMERMAIDがニュールーツに挑んだダブトラックアルバム!クラシックのメロディーや民謡、カットアップされたワードの上モノがユニークで楽しく、各所で評判になりましたね。
《9》70年代後半~80年代半ばのアーバン・メローな楽曲をコンパイルした「Too Slow to Disco」シリーズのコンセプトを、現行アーティストが再現するワールドメローポップコレクションの気持ち良さには、抗えないモノがありました。
《10》2025年は2作もトップ10入りしたTRANSONICからリリースされた、国内トラックメイカー達によるアンビエントから音響、ストレンジな楽曲で構成された、このコンピレーションの内容の面白さは、もっと海外の人達にも伝えたい!
※DJ MIX作品や売れ筋アーティスト達(メルツバウやヘア・スタイリスティックスやインキャパシタンツや工藤冬里等)の関連作品は、当店の定番・特別枠扱いとなりますので、くまなくチェックをよろしくお願い致します!
[2025.12.28.]

2025年12月30日(火)に、幡ヶ谷FORESTLIMITにて「2025年にLOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間30選チャート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 発表会」を開催いたします!今回のベストに選んだ作品をFORESTLIMITのサウンドシステムで大音量でプレイしながら、ゲスト等も交えて解説トーク!今回もDJタイム有り!当店の今年の仕事納め&忘年会も兼ねておりますので、ぜひとも会場までお越し下さい!!!













